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夜景の撮影

 夜景の撮影は少し難しいものですが、綺麗な夜景を撮影できるとデジタル一眼の楽しみもぐっと広がります。ですが、デジタル一眼レフカメラを使い始めてまだ間もない方は、きっと「どうしてぼやけてしまうんだろう」「撮影できたけど写真が暗すぎる」といった経験をしているかも知れません。
夜景撮影が難しい原因はひとつ、「被写体が暗いから」です。被写体が暗いことが原因でいくつかの問題が出てきます。それが、「手ぶれ」と「ノイズ」。この問題を取り除くことであなたの夜景撮影はきっと上達するでしょう。ではどうやってその問題を回避するのか、ご説明します。

 
 ISO感度を高めに設定する。でも、、
被写体が暗い、つまり明かりが少ないわけですから、少しでも光を集められるように、ISO感度を高めに設定します。ただしあまり高く設定しすぎると、ノイズが出ますのでノイズを目立たせない範囲でISO感度を決めましょう。逆に手ぶれや被写体ぶれの心配が無い場合はISO100が一番ノイズの無い綺麗な夜景撮影ができます。

 フラッシュは使わない
フラッシュを使ってしまうとせっかくの夜景の雰囲気が壊れてしまいます。

 シャッター速度を遅くする
オートでの撮影はあきらめて、シャッター速度優先か、またはフルマニュアルで撮影しましょう。この際、被写体は暗い、つまり明かりが少ないわけですから、少しでも光を集められるように、シャッター速度は遅く設定します。

 絞りはF5.6からF8程度がお勧め
光が少ない環境ですから絞りはなるべく開いた方が光を集めやすいわけですが、その分画像のシャープさが失われてしまいます。特に画像のシャープさが重要となる夜景の撮影では、シャープさを求めて絞り込む方がいいわけです。ところが絞り込みすぎは要注意。「小絞りボケ」という言葉がありますが、絞込みすぎると(F10.1などまで絞ると)画像がぼやけてきます。ということで当サイトではF5.6からF8程度をお勧めします。あとはISO感度とシャッタ速度で調整しましょう。

 シャッターボタンを押さず、セルフタイマーでシャッターを切る
シャッター速度を遅くすることで光を多く集めようとしているため、手ぶれしやすいことは先に説明しました。例え三脚を使っていたとしても、シャッターを切るためにカメラ本体を指で押すとき(実際にはシャッターボタンから手を離すとき)に、カメラ本体が振動することで手ぶれが起きます。必ずセルフタイマーで撮影して手振れを防ぎましょう。

 レリーズ、またはリモコンを使ってシャッターを切る
セルフタイマーではちょっと使いにくいという場合はやはりレリーズやリモコンを用意しましょう。デジタル一眼レフの機種やメーカーにもよりますが、オプション用品として手ごろな価格で売られています。リモコンはスナップ撮影をするときにも便利です。

 
風が強い場合はカメラが風で揺れていることがあります。風が止むのを待つか、防風の環境、カメラの位置などを工夫します。

以上、夜景撮影のテクニックをまとめました。フィルムカメラではその出来上がりが現像後までわからなかったわけですが、デジタル一眼レフではその場で写真を確認してすぐに条件を変更して取り直すことができます。綺麗なシーンに遭遇したら、納得がいくまで色々な設定を試してみると、きっと納得できる綺麗な夜景が撮影できるでしょう。

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